取り扱い商品 | 株式会社三好漆器

日本固有の「弁当箱文化」の伝承

当店は日本固有の「弁当箱文化」の伝承に努めてまいります。まず、曲げわっぱの素材は自然の物です。お弁当箱がダメになったら土にかえります。近年、世界的に扱われる問題である海洋プラスチックごみ問題にも、小さな事かもしれませんが、寄与すると思います。石油からつくられるプラスチックは本来自然界には存在しない物質で土にはかえりません。当店でも便利で丈夫なプラスチック製のお弁当箱を取り扱っていますが、少しずつ考え方を変えていければと思っています。曲げわっぱは電子レンジには使えませんが、お弁当が冷めても美味しいです。曲げわっぱは食洗機には使えませんが、手洗いで簡単に汚れが落ちます。曲げわっぱは見た目より非常に非常に軽く、軽い物でわずか約100gほどです。荷物が多くなっても、負担が軽減されると思います。学校や通勤など、普段の持ち歩きにも優しいですね。ほのかな木の香りが心地よく、懐かしく温かい気持ちになる使い心地。日本文化のお弁当を曲げわっぱでおしゃれに普段使いに気軽に使って頂ければ幸いです。

曲げわっぱ（まげわっぱ）とは

曲げわっぱの歴史は古く、奈良時代に遡るといわれています。その起源は木こりが杉の生木を曲げ、木の皮で抜いた留め輪っかだとされています。現在では、杉や桧などの薄板を曲げて作られる曲物の製品の総称です。主に弁当箱やお櫃として使われる事が多いです。伝統的工芸品として秋田県大館市の大館曲げわっぱ（おおだてまげわっぱ）が有名ですが、その他全国各地で作られています。何れも職人が1点1点手づくりする逸品です。曲げわっぱの最大の魅力はお弁当が美味しく食べられることです。これは杉の木の調湿作用でご飯がベチャっとなりにくく、また通気性が良いのでお弁当が傷みにくくなります。また、初めて手に持ったときその軽さに驚かれると思います。軽いので持ち運びがしやすいといった普段使いとしての利点もあります。見て懐かしく、でも、今の時代にはモダンに映る「曲げわっぱ弁当箱」。美しい木目と色合い、ほのかな木の香り、古風で普遍的なデザイン等が再認識され、現代でも老若男女問わず根強い人気があります。